アトピー性皮膚炎の苦しみ

アトピー性皮膚炎で、私が苦しんだのは手荒れである。元々はそんなにひどくなかった。小学校低学年頃までは体の一部がかゆかったり、かきむしった跡が、少しついていたりしたが、成長するにつれて、それらの症状はなくなっていった。
ひどくなったのは、15歳のころに、一年弱引きこもってからだ。日光を浴びずに夜型の生活を繰り返し、体にはいたるところに赤いぶつぶつができた。そのような状態になると、余計に外に出たくなくなり、ストレスで痒みが増すという悪循環に陥った。
再び、学校に通うようになってからは、少しずつ体の赤みは治っていったが、手荒れだけは治らない。今年で26歳になるが、未だに治らない。たった一年不規則な生活をしただけで、その後十年以上悩まされることになってしまった。
しかも、手はあらゆる場面で使う。これが、背中や胸などなら、安静にもできるが、手はそうにもいかない。食器を洗えば洗剤で荒れるし、ボーリングなどの軽いスポーツでも手はボロボロになる。
ステロイドが入っている薬を塗れば、一時的には治まることもある。しかし、それも一時的なもので、厄介なのは塗れば塗るほど効果が薄まるのである。病院に行っても同じだ。一時的にはマシになるが、完治するわけではない。
結局、最良の方法は痒くても我慢するという結論にたどり着いた。けれども、アトピー性の皮膚を持っている人ならばわかってくれると思うが、痒みを我慢するというのは、なかなかの苦痛である。健康的な皮膚の人からしたら「痒みぐらい我慢できるだろう」と言われそうだが、だったら我慢してみろと言いたくなる。そもそも、痒みを我慢することなど、普通の人は体験しないのではないか。もはやこれは、健康な人にはわかってもらえない悩みに違いない。何が難しいといえば、自我がはっきりしているときならまだしも、仕事や遊びに夢中になっているとき、無意識でかきむしっていることがあるのだ。寝ているときなら、なおさらどうしようもない。防ぎようがない。
かゆくてもできるだけ我慢する。昼間はできるだけ日光を浴びて、健康的な生活をする。ストレスもあまりためないようにする。今のところ、私のアトピー対処法はこの3つだ。ストレスをためると、痒みが増すことが多い。こまめに発散したほうが良い。
アトピーの苦しみについて色々と書いてみたが、症状が両手のみの私で、これだけ苦しいのだから、もっと広範囲に症状が出ている人の苦しみは、想像もしたくない。おそらく、普通に衣服を着脱しただけでも、痒みがあるという人もいるだろう。
アトピーは不治の病ともいわれている。一刻も早く効果的な対処法が世に出るのを待つばかりである。

<参考HP>
[アトピー性皮膚炎] All About|アトピーの予防・治療法を紹介
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